マイニングマシンを買おうと思った時に迷うのが販売業者。
大きく分けて3つのタイプがあります
- メーカー
- 小売店
- 中古業者
各業者の種類の特徴と失敗しない選び方は
をご覧ください。
信頼できて、購入しやすい業者オススメ5選を
セレクトしたいと思います。
目次
メーカー
BITMAIN

ASICメーカーでダントツ王者はBITMAIN社です。
数々の伝説のマイングマシンを開発・販売してきました。
また、今でもトップを走り続けているメーカーです。
BITMAIN社のASICはANTMINER(アントマイナー)シリーズです。 アリが巣を掘っていくようにマイニングするというイメージから名前を付けたそうです。
一番有名なASICはANTMINERシリーズのS9ではないでしょうか?

2016年に発売されたこのASICはアルゴリズムはSHA256d、主にビットコインをマイニングする機械です。
ASICの寿命は、耐久性、スペック的にも2~3年が限界ですが、
現在も尚現役で、多少のマイナーチェンジを繰り返しながらも息の長い機械です。
現在のASICの代表となる機械です、他のものと比べる時の基準となっており、ビットコインを掘るASICと言ったらこのS9を指しているといっても過言ではありません。
現在は、チップのダイサイズがS9の頃の16nmから7nmに進化しており、最新策はS17という機材になっています。
BITMAINの特徴を記載します、
特徴
良いところ
- ANTMINERシリーズは高性能で、非常に壊れにくい
- 認定リペア制度により、ファームに公式リペアを置くところが多い
- 認定リペアがいれば即時修理可能
- 最大手なので会社として信用が高い
悪いところ
- HPから買おうとしても速攻売り切れる
- HPから買える台数は数台しかない
- 担当者を付けてもらって大口で買うには最小数百台いる
- 小売店への販売価格も高いため、小売店での価格が高い
ANTMINERシリーズは物が良いという所です。性能、品質は文句なしです、世界中で最も稼働しているASICでしょう。
そして、ファームに認定リペアがいれば即時修理してくれるのでASICが止まっている時間が短いです。
他のメーカーのASICですと修理に出して帰ってくるのに1カ月以上時間がかかります。
迷ったら、BITMAIN社のANTMINERシリーズを購入すればよいでしょう。
悪い所としては、HPから買うのは非常に困難です。
生産が追い付いておらずHPでも人気のある機械ですと数分で売り切れてしまいます。そして数台までしか買えません。
担当者を付けてもらうと大量に買う事ができますが最低でも100台単位で買わなくてはならないため、数十~100台という台数を買う方は小売店から買うしかないでしょう。
しかし、小売店にも一切値下げをせずに販売するの方針ですので小売店から買うと少し割高になってしまうのが痛いところです。
BITMAINの創業者のジハン・ウー氏はマイニング業界のみならず、暗号資産全般に強い影響力を持つ人です。
彼の言動一つ一つに世界中の人が関心を寄せていました。
その結果BITCOINから分かれてBITCOIN CASHが誕生しました。
まさにパイオニア。
また、BITMAINはマイニングプールも運営しています
- BTC.com
- Antpool
合計するとプールの中では圧倒的1位を誇っています。
INNOSILICON

続きましてINNOSILICON社です。
この会社はBITMAINをはっきりとベンチマークとしており、対抗するようなASICを必ず発売してきます。
中国と北米に設計チームを持っていて、優秀なチームが支えています。
BITMAIN以上に色々なアルゴリズムに対応したASICを販売しています。
チャレンジ精神も豊富ですし、それを支える技術力の裏づけもあるという事です。
特に先日のGRINをマイニングするとことができるASICを開発した時は業界に激震をもたらしました。
ある意味、ASIC耐性という流れを終わらせた雰囲気を作りました。
もはや、ASIC耐性を持たせるという意味はなくなり、
唯一のASIC耐性は頻繁にコンセンサスアルゴリズムを変更して、ハードフォークする以外になくなりました。
以下特徴を記載します。
特徴
良いところ
- 常に最新技術を盛り込む高い技術力
- HPからでも比較的買いやすい
- 小売店にもフレンドリー
- 新しいアルゴリズムにもすぐに対応
悪いところ
- 修理に時間がかかる
- 修理を出すたびに送料・関税がかかる
- 新しい技術のASICは性能が未知数
- 純正PDUの音がうるさい
良い所として、高い技術力があげられます。
新しい技術にも次々チャレンジして、新しいアルゴリズムにもすぐに対応しようとします。
BITMAINと違って小売店に優しく、代理店制をとっているためメーカーのHPで買うより小売店で買う方が安いことが多いです。
故障した場合、毎回INNOSILICON社がある中国へ輸送しなくてはならないため、輸送費関税がかかりコストも時間もかかります。
大口の場合は中国のINNOSILICONファームに預けるとことお勧めされますが、電気代は高めです。
新しい技術、新しいアルゴリズムについても発売日が遅れたり、発売した瞬間に総ハッシュレートがあがり、事前に予想していた掘れる量と大きく違う事があります。
INNOSILICON社はマイニングマシーンだけでなく色々な用途向けのIPコアを製造しており、 スマートフォンからカメラに至るまで、何百万ものモバイル、マルチメディア、および家電機器で使用されています。
その様な背景から高い技術力を持っているのでしょう。
GMO

*現在新規申し込み停止中
現在は新規申し込み停止中につき、載せるべきではないとのご意見もあるかもしれませんが、日本の会社として応援するという気持ちもあり掲載します。
まず、勘違いされていることを修正したいと思います。
世間ではGMOの「マイニング事業は失敗した」となっておりますが、
正しくは、
- マイニングマシン(ASIC)開発・販売失敗による事業撤退
- マイニング投資事業は継続
- マイニング投資事業のみへの事業変更後は黒字転換
あくまでもマイニングマシン(ASIC)の開発・販売事業のみの失敗です。
参考

2018年第4四半期決算で仮想通貨マイニング事業について約355億円の特別損失を計上すると発表しました。
1から始めるとASIC開発というのは途方もない金額がかかるのです。
また、最も部材が高く不足しているときに開始してしまったというタイミングの悪さがあります。
続きまして、 2019年 第2四半期決算説明会にて
参考

と、データセンター移行へは戸惑っているものの黒字化へと転換しました。
マイニング投資事業だけで見れば儲かっているのです。
クラウドマイングサービスを開始する予定です。
クラウドマイングはコスト高になってしまう傾向にありますが、期待しつつ見守りましょう。
特徴
良いところ
- GMOという巨大グループがバックボーンにある
- 将来的に相当安いインフラで行うと宣言している
- すでに事業として黒字化している
悪いところ
- ASIC事業に一度失敗している
- クラウドマイニングを行うことになっている
- サービスローンチ未定
日本企業でありGMOグループがバックボーンにあるという事は相当信頼性が高いと思います。
総力を結集して安いインフラに根付く動きが見られ、すでにマイニング投資事業が黒字化している所を見ると期待できます。
ASIC事業を一度失敗しており世間的にネガティブなイメージを与えてしまったことです。
上記に記載しましたが、GMOのマイニング事業すべて失敗だと誤認識している方が多いです。
また、コスト高になりやすいクラウドマイニング事業を開始しようとしている事と、 2018年7月開始予定となっていましたが、かなり遅れていることも気がかりです。
小売業者
どうしてもメーカーからマイニングマシンを購入するのはハードルが高いため、小売業者から買う事になります。
しかし、中々よい小売業者が無くてお困りの方も多いと思います。
Japan ASIC

日本の小売業者です。
古くから主に中国を相手として、輸入業を行っている法人です。
海外にはASIC小売業者が多々ありますが、日本の小売業者はほとんどありません。
たまにあったとしても、
- 何のASICを売っているかわからない
- いくらで売っているのかわからない
- 価格が更新されておらず異常に高値
- 全て問い合わせると回答が来る
これでは怪しくて購入するのをためらってしまいますね。
小売業者ではビットコインの価格や、機械の需要給によってASICの値段が変わります。
このため、中々価格が全面に出てこないというのもあります。
しかし、この業者さんは表に価格表が出ており、価格が更新されるそうです。

上記の様な価格表がHPに出ています。
これは安心ですね。
また、この会社はBITMAIN公認リペア資格を持っているため、ASICの知識は完璧で自社販売のBITMAIN商品は修理してくれるそうです。
特徴
良いところ
- 輸入輸出に慣れている
- 安心の日本業者
- 価格表が更新されている
- BITMAIN公認リペア資格あり
悪いところ
- 固定価格ではない
- 中小企業である
- 実店舗がない
- 在庫が海外の為、国内に運ぶ場合は送料、関税がかかる
中古業者
アスメディア

日本のマイニングマシン買取中古業者です。
海外でも中古機材販売会社が多く存在していますが、どのようなコンディションなのか確かめることができず、買ったはいいけれども動かなかったという事も多々あります。
アスメディアはある程度のテストを行って、コンディションが悪い機体を弾いた状態で販売しています、これは安心ですね。
日本のメディアに数多く出演しており、それも安心材料となるのではないでしょうか。
特徴
良いところ
- 日本国内業者
- テストを行いコンディションを見てくれている
- メディア多数出演
悪いところ
- 価格表が無いので問い合わせが必要
- 在庫表が無いので問い合わせが必要
- 国外に輸送する場合はさらに輸送費と関税がかかる
お勧めの買い方
- 英語でやり取りできて、輸出入に自信のある方はメーカーから購入
- 日本語でやり取りできて、輸出入をお任せしたいなら小売店
- 目利きができるなら中古業者
と、その方によって使い分けられればいいと思います。