マイニングマシンの耐用年数は?【業者の罠に気を付けましょう】

マイニングマシンの耐用年数は?【業者の罠に気を付けましょう】

マイニング投資を考えるにあたり将来的な計画をしたいけど、どのくらいマイニングマシンが持つのか?我々は「めやす」を知らなくては計算することができません。

単純に機械が物理的にどのくらい壊れないかという年数もありますが、他にも黒字で回すことができる期間もあります。

よく、法律上の規定である「法定耐用年数」を根拠に、耐用年数を計算してくる業者がいますが、これは実際の期間とはかけ離れているので、少しでも少ない年利で続けさせたいという「業者の罠」でしょう。
このような話に引っかからないように、我々投資家は気を付けなくてはなりません。

先日、Twitterで以下のような質問をいただきました。

Bitmainの新作S17シリーズについてのご質問です。電気代が安ければ寿命は延びます。

結果から書くと以下のような図になります。

ASICRIG
物理的な耐用年数約3年約2年
投資的な耐用年数約2年約3年
税法上の法定耐用年数 4年4年

各耐用年数について細かく解説しつつ、さらに深堀をして機材の耐用年数からどのような投資戦略をとればよいか解説していきます。

物理的な耐用年数

普通のサーバーやパソコンと違ってマイニングマシンは高負荷24時間365日稼働し続けます。ですので、壊れることはあります。

どのくらいで壊れやすいのか、またどの部分が壊れやすいのか、どう気を付ければよいのか記載します。

主なマイニングマシンのASICとRIGについて書きます。

ASIC

ASICマイニング専門に作られているので、365日24時間高負荷で動くように設計されています。壊れにくくはありますが、それでも3年位から故障は増えていきます。

ASICの一番壊れやすい部品は主に二つ

もちろん、メーカー個体にもよるので一概には言えませんが、3年から4年の間に10%から20%くらいはどこかしら壊れることがあります。

壊れやすい分は以下の2つ

  1. ASICチップ
  2. FAN

1のASICチップはとにかく熱に弱いので、なるべく涼しい状態で使用すると良いでしょう、70度前後なら良いですが、90度近くで動かしていると故障率も高くなってきます。

涼しいところで動かせばよいのかと思いますが、意外に涼しさよりもしっかりと空気が抜ける通り道が大事で、ごみが詰まって筐体の中空気が通らない方が故障しやすいとASICのリペアマンは言います。
普段から奇麗にしておくことが大切ですね。

2のFAN消耗品なので、ある程度仕方が無いと思いましょう。個体差もありますが、2年位で壊れるか異音がすることがほとんどです。ベアリングの種類によって耐久性が違いますが、価格も3000円前後はほとんどですので、消耗品と割り切りましょう。

トータルで見て3年位が物理的な耐用年数と考えておきましょう。

RIG

RIGASICと同じく熱に弱いのですが、そもそもASICと違って高負荷で365日24時間回すようにできていません。

RIGは通常のパソコンのパーツを組み合わせたものですのですから。

よって、耐久度はASICより劣り2年になる前に色々、壊れだします。構造も少し複雑なので、どの部分が壊れるのか探し出すのも少し大変です。

もちろん熱にも弱いです。筐体で囲み、ASICのように中の空気をそっくり入れ替える以下のようなものなら良いですが、

参照 PANDA MINER社 B3 Pro

コストを省いたオープンフレームRIGの場合は建物全体の熱のコントロールをしっかりしないと壊れやすくなります。そもそもオープンフレームRIGの場合は寒冷地以外で動かすのは大変なので控えた方がよいでしょう。

open frame rig
オープンフレームRIG

トータルで見て2年位が物理的な耐用年数と考えておきましょう。

投資的な耐用年数

いくら機械が壊れなくて動いたとしても、赤字の機械を動かし続けても仕方なく、黒字の期間が終わればそれはもう使えなくなって当然かと思います。

ASIC

以下のツイートにありますが、

マイニングマシン代表であるS9も発売して3年位でさすがに引退感が出てきました。

この記事は6¢kWhでの計算なのでもっと安ければもう少し寿命が延びます。

しかし多くのマシンは1年から2年で寿命を迎えます。これはなぜかと言いますと、1ハッシュレートの価値が時間と共に下がっていくからです。

下のグラフをご覧ください

1ハッシュレート当たりのUSD利益

このようにBTC価格のバブルによってはありますが、基本的に段々と下がっていきます。

これは1ハッシュレート当たりの電気代が安い新製品が次から次へと発売されていくからです。

日本国内でマイニングした場合ですが、元を取った機種はS9Baikal X10の2機種くらいしかないと思います。

トータルで考えて2年位と考えておけばよいでしょう。

RIG

その点、RIGはそれほど新機種の影響を受けなく、また掘るコインも儲かるコインに次々と乗り換えることができますので、少し寿命が延びます。

3年位はどの機種も黒字を続ける事ができるのではないでしょうか。

マイニングのグラフィックボード代表格、Radeon RX470もまだ黒字です。
6¢kWh1日14円くらいですが‥‥)

中々、RIGで回収するのは難易度は高く

RIGは基本戦略として、儲かるコインを見つけて短期で回収して安心するという、玄人好みの戦略が必要です。

トータルで考えて3年位と考えておきましょう。

税法上の法定耐用年数

ここは少し法律の話になりますが、税法上の規定にマイニングマシンというものはありませんが、「電子計算機」に該当し、4年と規定されています。

特に、減価償却を考える時以外は気にしなくていいことだとは思いますが、これはあくまでも法律上の規定なだけで、

実際の耐用年数を表したものではありません。

マイニングの税に詳しい税理士はこちらに載っています。

最初に書いた通り、この数字を根拠にマイニングマシンは4年持ちますと主張する業者は注意という事になります。

投資戦略

最後にもう少し深堀します。投資戦略という観点からすると、

ASICは2年で使えなくなり、1年位で回収するのが望ましいという事になります。

つまりROI(投資利益率)は12カ月以下が望ましいという事になります。

年利100%以上になる機材を購入しましょう。

RIGは長期に掘れますが、2年位から故障してきます。

かつ、ほったらかし運用していくとROIはとてつもなく長い期間になってしまいます。(下手をすると10年とか!

そこで基本戦略としては、2,3カ月で元を回収できる草コインといわれるマイナーコインを探すことになります。

大規模ではできませんが、労力をかければ回収できる可能性はあります。

以上、1年で回収できるASICを動かせる状況が一番よく。
4年回収前提で計算を出してくる業者は危険となりますので気を付けましょう。

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